治験コーディネーターの求人を探すには




看護師や薬剤師の転職では売り手市場が続いていると言われますが、治験コーディネーターはどうなのか、気になるところですよね。興味を持ったらまずは求人情報を見てみると、募集の傾向がある程度つかめてきます。

転職の情報収集の前に、まずは業界の傾向や求人探しのコツをつかんでおくことで、さらに活動効率がアップします。

治験コーディネーターの求人状況や傾向、将来的な見込み、転職に有利になる条件や求人探しのポイントについて紹介します。


治験コーディネーターの求人状況は?

求人数は少なくない

治験コーディネーターの求人は全国各地で発生しており、間口は狭いというわけではありません。よりよい治療法の確立のため、治験件数は今度も増加することが予想され、治験コーディネーターの需要が増すという社会的背景があります。

需要に対し供給が足りていないのが現状であり、ある程度の臨床経験を積んでいれば、転職しやすい、つまり狙い目の職種と見ることができます。

SMOの業界再編が進行

治験業界を見てみると、ガンと認知症関連の領域で治験の増加が見られ、その対応力によってSMO各社の淘汰・再編が続いています。統合や合弁会社の設立、子会社化などが続いており、将来的にはいくつかのグループに集約されるのではないか、という見方があります。

これに伴い治験業務を縮小したり、治験を外部委託する病院も出てきています。SMOへの所属であっても院内CRCを目指しての病院への勤務でも、将来の雇用の安定を見据え、求人選びでは経営状態についてしっかり確認しましょう。

治験コーディネーターへの転職に適した時期は?



治験コーディネーターの求人数は少なくないとはいえ、より好条件で転職を成功させるためには、募集が増加する時期を逃さないことが重要です。

新年度が始まり夏の賞与までの時期は、大都市での治験コーディネーター求人数は減少する傾向があります。夏の賞与後から新年度に向けての時期に活動したほうが、より多くの選択肢を期待できるかもしれません。

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未経験採用が増え、ベテランは苦戦傾向

近年、SMO企業大手が地方エリアにおいて未経験者を積極的に採用しています。逆に、40歳以上などベテランの治験コーディネーターは敬遠され、転職に苦戦するケースが見られます。

臨床現場で活躍する人材の需要は多いものの、管理職としての人材は過剰感があること、利益確保のために、人件費がかかる経験者の採用を控える傾向があることなどが影響していると考えられます。


治験コーディネーター未経験で転職を目指す方は、より良い求人を逃さないよう、希望エリアでの新規募集情報をしっかりキャッチしていきましょう。

一方で、治験コーディネーター経験者やベテランの場合、長期的に腰を据えて転職を検討する方が良いかもしれません。


治験コーディネーターへの転職に有利な人とは


医療業界の知識、経験がある方

看護師や薬剤師の免許取得後、すぐに治験業界を目指す方もおり、新卒での採用がないわけではありません。

ただし治験コーディネーターの仕事では、患者さんへの配慮や各関係者との十分なコミュニケーションが必要とされ、このようなスキルは、ある程度臨床経験を積むことで身につけられます。


転職情報を探す場合、看護師や薬剤師、臨床検査技師といった医療系の資格を持ち、ある程度の臨床経験を積んでいる方が有利と言えます。

治験コーディネーターの目指し方として一般的なのは、治験施設支援機関(SMO)に所属して医療機関へ派遣される方法です。そのSMOの募集を見てみると、医療系資格の保持が条件として挙げられることが少なくありません。


なかでも、医療の幅広い知識や患者さんとのコミュニケーション能力を身につけている看護師は、治験コーディネーターへの転職に有利な資格です。実際にCRCの半数は看護師資格を持っています。

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治験コーディネーターの認定資格について

治験コーディネーターには、薬剤師や看護師のような公的資格はありませんが、関連学会や業界団体が認定する資格はいくつか存在します。転職に必須ではないものの、資格をとっておくことで採用、昇給、昇進で有利に働く可能性はあります。

なかでも取得者が多いのは、2005年に開始したSMO協会実施の資格「日本SMO協会公認CRC」です。


CRC業務に必要な資質の向上を目的とし、導入教育研修を修了し、2年以上の実務経験ほか、いくつかの条件をクリアすることで受験できます。資格取得後も5年ごとの更新試験があり、研修会などの参加が必要です。

そのほか、臨床開発支援事業者団体による「SMONA(スモナ)公認CRC」や、難関とされる「日本臨床薬理学会認定CRC」といった資格があります。


治験コーディネーターの求人を探すには?


看護師・薬剤師向けの転職サイトを利用

治験コーディネーター求人のなかでも、好条件のものが多く揃っているのが、看護師や薬剤師専門の転職サイトです。公開すると応募者が殺到するような好待遇の募集情報は、登録制の転職サイトのような非公開の場で得られます。登録、サービスは全て無料なので、安心して利用できます。

既にCRCとしての経験がある、看護師からの転職、薬剤師からの転職である、臨床経験があるなど、自身の状況と希望に合った求人を、効率よく探すことが可能です。

未経験者向けの研修サービスも

なかには、治験コーディネーターがどのようなものか知ることができる研修やセミナーなどを行うサイトや、研修制度有りの求人の特集を組むなど、未経験の方でも安心して応募しやすいサービスが展開されています。

治験コーディネーターに興味があっても、未経験のために踏み出せない方にとってもチャンスです。経験者の転職でも、求人先の残業状況や職場環境などをサイトを通じて確認することができ、より満足度の高い転職を期待できます。

これまでの経験を活かして働ける環境を目指し、まずは転職サイトで情報を集めてみましょう。

<治験コーディネーターの求人を探すには・まとめ>

  • 需要は多く求人数は少なくない
  • 業界の再編があるため転職では経営状態を考慮する
  • 地方での未経験採用が増加、ベテランは苦戦する傾向
  • 医療系の有資格者、特に看護師や薬剤師が有利
  • 公的ではないが団体実施のCRC資格がある
  • 看護師、薬剤師の転職サイトでサービスが手厚い

 アルバイト薬剤師に強い求人サイトは?




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